2組の足跡

ある夜、私は夢を見た。 私は砂浜を1人で歩いていた。 小高い丘に来たところで立ち止まり、後ろを振り返った。 そこには、延々と刻まれた自分の足跡があった。 その足跡とともに人生のさまざまな場面が思い出された。 隣をみるとそこには神様が立っていた。 そして、足跡を良く見ると、 2組の足跡があることに気付いた。 一つは自分の足跡、 もう一つは神様の足跡だった。 しかしよく見ると、ところどころ足跡は1組しかなかった。 そして、それは私の人生の中でもっとも辛く、苦しく、 悲しみのどん底にあった時期だった。 私は驚いて神様に尋ねた。 「私が辛く苦しいとき、あなたを最も必要としていたとき、 どうしてあなたは私を見捨て私と一緒に歩いてくれなかったのですか?」 すると、神様は悲しそうな顔をして、こう答えた。 「私はあなたを見捨てたのではありません。 私はいつもあなたと一緒でした。 あなたが試練に会って苦しんでいたとき、1つの足跡しかないとき、 私はあなたを背負って歩いていたのです。 あなたは決して一人ぼっちになることは無いのです。」   ジェームス・スキナー 成功の9ステップより      
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