一見さんお断りの本当の理由

先日、時間があったので

近所のヤマダ電機に出かけてきました。

 

特に欲しい家電製品があった訳ではないのですが

新製品の電化製品を見るのは

何となくワクワクするので、結構好きです。

 

何気なく、ドラム式の洗濯機を見ていると

若い店員さんが、近寄ってきて

何かお探しですか?と来た訳です。

 

まあ、そこまでならいいのですが

頼みもしないのに、この洗濯機は洗剤を入れるのが楽とか

こちらは、吊り下げて乾燥できるとか 勝手に説明を始めてきました。

 

洗濯機は、昨年購入したばかりで

特に購入するつもりがなかったので

あまりの暑苦しい接客に、早々に店を後にしました。

 

もし、私の家の洗濯機がずいぶん古くなっていて

そろそろ新しいのがほしいと思っていたのら

退散するどころか、積極的に説明を聞いたかもしれません。

 

しかし、要は、

相手が違った訳です。

 

逆に、今すぐにでも洗濯機がほしいいという人ならば

そんな暑苦しい対応も不要だったでしょう。

 

京都のお茶屋では、 一見さんお断りというのが一般的です。

 

舞妓さんと遊びたいと思っているような

見込み客を断っても、お茶屋さんは

商売として成り立っいます。

 

そうすることで、商品価値の高いビジネスにしている

というのもひとつの理由ですが

それ以外にも大切な理由があります。

 

それは、

信用できる人だけを相手に商売をする

ということです。

 

これは、今の時代のビジネスとしては

とても重要な要素です。

 

大企業においても、一番頭を悩ませているのが

クレーム対策です。

 

特に最近は言い掛かり的なクレームをする客も多く

まあ、客と呼べるレベルではないと思いますが、

その対応に多額の費用や投資をしているのも事実です。

 

そこで、このクレーム対応を極限まで減らす方策が

信頼している人としか取引しない、

ということです。

 

本当に欲しがっていてる人、

信頼のおける人を対象にすることが

最も大切な要素となります。

 

興味があるかどうか分からなくても

ひたすら配り続けるティシュ配り的な手段は

最も効率の悪い商売です。

 

京都のお茶屋のような、本当に望んでいる、

信用のおける人だけに的を絞ったビジネスは、

利益も大きく、ストレスフリーの商売の代表で

正に、我々が目指すべきビジネスモデルと言えます。

 

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